アリナミンシリーズとキューピーコーワシリーズの違い

ビタミン

アリナミンとキューピーコーワ

アリナミンとは

アリナミン」は、武田薬品の子会社だった武田コンシューマーヘルスケア株式会社が販売しているビタミン製剤のシリーズです。

ビタミンB群を中心とした各種ビタミンが配合されています。

キューピーコーワとは

キューピーコーワ」は、興和(こうわ)株式会社が販売しているビタミン製剤のシリーズです。社名を商品名に入れているパターンです。

ビタミンB群を中心とした各種ビタミンや生薬成分などが配合されています。

本ページの内容

これらの製剤はとても有名ですが、「実際アリナミンとキューピーコーワでは成分や効能・コスパにどういう違いがあるのか?」ということは各公式ウエブサイトを眺めてもよく分からないと思いますので、徹底的に検証していきます。そりゃあ公式サイトは自社の宣伝のためのページですからね。

なお、アリナミン同士、キューピーコーワ同士の比較は以下で解説しています。

比較対象

比較すると言っても、各シリーズごとに数種類の商品がありますので、適切な比較対象を選ばないといけません。

そこで、今回は以下の2組を比較します。

アリナミンA vs キューピーコーワゴールドαプラス

これらは疲労回復・滋養強壮・代謝改善といった作用がメインです。

とりあえず「疲れた」時に候補となる商品です。

アリナミンEXプラス vs キューピーコーワiプラス

何と言っても「目・肩・腰に」のキャッチフレーズで超有名なアリナミンEXプラスですが、キューピーコーワiプラスも「辛い目の疲れに」というキャッチフレーズで売り出しており、ライバルと言えるでしょう。

単なる疲れにプラスして眼精疲労・神経痛や凝りの症状の改善を目的とします。

補足

今回は比較する際「ビタミンB」「ビタミンB」などと表記します。しかし、例えば同じビタミンB1に分類される化合物でも、アリナミンは「フルスルチアミン」、QPコーワは「チアミン硝化物」など若干異なっています。

比較する上での分かりやすさを重視しています。

比較結果

成分一覧比較表

アリナミン
QPコーワ
ゴールド
αプラス
アリナミン
EXプラス
QPコーワ
iプラス
ビタミンB100mg10mg100mg100mg
ビタミンB12mg4mg
ビタミンB20mg10mg100mg
ビタミンB1260μg1500μg60μg
ビタミンC112.6mg
ビタミンE20.7mg100mg50mg
パントテン酸15mg30mg
γ-オリザノール10mg10mg
L-アルギニン50mg
無水カフェイン50mg
オキソアミヂン末50mg60mg
オウギ乾燥エキス30mg
エゾウコギ乾燥エキス14mg
トウキ乾燥エキス25mg
ヘプロニカート100mg
L-アスパラギン酸300mg
1日量3錠2錠3錠3錠
医薬品分類第3類第3類第3類第3類
希望小売価格4,050円
(180錠)
3,500円
(160錠)
ーーーー5,980円
(180錠)
5,500円
(180錠)

アリナミンA vs キューピーコーワゴールドαプラス

一覧表を見ると明らかなように、「薬の量の多さで勝負のアリナミンA」と「薬の種類の多さで勝負のキューピーコーワゴールドαプラス」という構図です。

ビタミンB群はいずれもアリナミンAの方が多く、特にビタミンBは10倍もの差がありますが、キューピーコーワゴールドαプラスビタミンCやE、生薬成分などを配合しています。

選択する上での1つの切り口として、基礎代謝量の多い男性、特に肉体労働などでエネルギー消費が多い方などは、代謝系のビタミンB群の多いアリナミンAの方が向いているかもしれません。

逆に、営業や事務作業など、とにかく仕事が多くて疲れる!というような方は、血流改善作用のある生薬やビタミンC・Eなどが含まれるキューピーコーワゴールドαプラスの方が向いているかもしれません。

また、トウキという生薬は婦人科の漢方薬に用いられることが多いものですし、ビタミンC・Eは美容効果も期待できるので、女性向きかもしれません。

他の切り口として、カフェインの有無で選ぶ方法も考えられます。

最後に重要なコスパについて。一見似たような値段に見えるものの、アリナミンA3錠当たりの成分なのに対してキューピーコーワゴールドαプラス2錠当たりなので、コスパはキューピーコーワゴールドαプラスの方に軍配が上がります。

アリナミンEXプラス vs キューピーコーワiプラス

アリナミンEXプラスは「ビタミンB12が最大量まで配合されている」のに対して、キューピーコーワiプラスは「ヘプロニカートとLーアスパラギン酸が追加されている」のが大きな違いです。

ビタミンB12は神経痛や眼精疲労などに効果が期待できるビタミンで、これを使用した目薬もあります。筆者も使用していますが、効果が実感できるレベルです。

ヘプロニカートは元は医療用医薬品で、末梢循環障害などに適応があるお薬です。しかし、医療用としては極めてマイナーな薬なので、評価が悩ましいところです。興和薬品の研究領域に含まれる薬だったので採用されたそうです。

逆にL-アスパラギン酸はとてもメジャーなアミノ酸で、エネルギー代謝などに関与し眼精疲労に効果が期待できます。

このような違いがある2商品ですが、眼精疲労・神経痛の観点からすると、個人的にはアリナミンEXプラスの方を推したいです。やはりビタミンB12の差は大きいかなと思います。

ただし、当然キューピーコーワiプラスの方が合っているという人もいると思います。

ちなみにコスパですが、希望小売価格は大きな差はありません(それぞれ180錠で約6,000円と約5,500円。1日当たり錠数も同じ)。しかし、試しにアマゾン楽天で検索してみたら実勢販売価格はもう少し大きな差が出ており、キューピーコーワiプラスの方が1,000円以上安いような感じです。

まずはお試しで服用してみるなら、コスパのいいキューピーコーワiプラスからというのももちろん良い選択肢でしょう。

終わりに

アリナミンシリーズとキューピーコーワシリーズの比較、いかがだったでしょうか?

ご自身に合った商品を発見する一助になれば幸いです。

なお、前提となるビタミンの解説は以下に記載しているので、興味があればご覧下さい。

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