アトピー性皮膚炎の病態と治療について

アトピーの病態

アトピー性皮膚炎(以下アトピー)は、皮膚のバリア機能の低下とアレルゲンによる
炎症を原因とする皮膚の疾患です。

アレルゲンについては以下でも説明しています。

喘息や花粉症の場合はアレルゲンをある程度絞ることができますが、アトピーの場合、
アレルゲンの特定が簡単ではないことが多いです。

というか、皮膚に対して刺激になりそうなものは何でもアレルゲンになってしまって
いる、というべきでしょうか。

例を挙げると、以下のようなものがあります。

自分の汗・海水・プールの水・熱いお風呂・消毒液・ボディソープ・日焼け止め・
ホコリ・動物の毛・花粉・紫外線・衣服の繊維・・・

まさに、肌に触れるものなら何でもありです。

また、食べ物によって皮膚にアレルギー反応が出ることもあります。
油・チョコレート・ピーナツ・タケノコ・リンゴ・魚介類などがあります。

実は筆者もアトピー体質ですので、こういうものに触れると痒くなりそう・・・というのは
容易に予想できるのですが、アトピー体質でない方はそういう発想自体が至難の業
なのではないかと思います。

もしお子さんがアトピー体質と診断されているのなら、まずこれらをできるだけ
除去することが第一になります。

子供はとにかく動き回って簡単に汗をかきまくりますから、これを放置するだけでも
すぐ痒くなるんですよ、いやホントに。肘や膝なんか、特に。

アトピーの治療

アトピーの治療薬は、大きく分けて、塗り薬と飲み薬が柱になります。

塗り薬

アトピーは皮膚のバリア機能が低下すると書きましたので、まずこれを補うために
保湿剤を使用することが多いです。
ワセリンなどの油膜を張ってやるお薬にする場合もあります。

さらに、ステロイドという塗り薬が使われることが多いです。
ステロイドには強さのランクがあり、症状に応じて使い分けます。

ステロイドの強さのランクについては、以下の記事でご紹介しています。

また、塗り薬の塗り方については、以下の記事でご紹介しています。

飲み薬

そして、塗り薬だけでは炎症や痒みがコントロールできない場合、抗アレルギー薬や
内服ステロイドが使用されることもあります。

この場合、定期的に飲む場合と頓服で飲む場合があるので、しっかり主治医に確認して
おきましょう(「30日分」などと処方されても頓用でもいい場合もあります)。

アレルギーの薬のうち、一般的によく用いられる「抗ヒスタミン薬」については
以下の記事でもご紹介しています。

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