花粉症の完治は可能?減感作療法という新しいアレルギー治療法

アレルギーの薬

花粉症とは

もはや説明するまでもないかもしれませんが、花粉症アレルギーの一種です。

代表的なものはスギやヒノキを原因とする花粉症ですが、それ以外にもブタクサ・イネなど様々な植物がアレルギーの原因となります。この、アレルギーを引き起こす物質のことをアレルゲンと呼びます。

花粉症の場合、明らかにスギ花粉が飛散している時期にだけ症状が出ればスギ花粉症なのかなぁと大体想像は付きます。ですが、きっちりと治療するために、アレルギー検査を実施して、原因を突き止めることは可能です。

では、花粉症の完治は可能なのでしょうか?

現在の花粉症の治療薬

花粉症の一般的な治療薬

現在、一般的な花粉症の治療薬は、出現したアレルギーの症状を抑えるものです。

飲み薬はほとんど「抗ヒスタミン薬」という分類の薬が用いられます。

抗ヒスタミン薬にもたくさんの種類があり、自分にぴったり合うものをすでに見つけられている方もいると思います。それで日常生活に支障が少ないなら、問題は無いと思います。

また、近年ではドラッグストアやインターネットで手軽に購入できる抗ヒスタミン薬も増えています。

あとは目薬・点鼻薬など、それぞれの症状に応じて外用薬も併用することが多いでしょう。

花粉症の根治を目指す治療

一方、ここ10年ほどで、新しい治療法も確立されてきています。

減感作療法という治療法です。

アレルギーというものは、言わばアレルゲンに過剰に反応(感作)することで起こるものなので、徐々にアレルゲンに慣らすことによりアレルギー反応が起きにくくする、という理論です。

そのため、アレルゲンが何なのか見極めるためのアレルギー検査は必須です。

現在可能な減感作療法の種類

では原因が分かれば、全ての花粉症が根本治療可能なのか期待しますが、残念ながら日本では今のところスギ花粉の治療薬しかありません。

また、剤形は飲み薬と注射の2種類があります。

なお、この治療は子供にも適応可能です。

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減感作療法の治療期間と治療効果

この減感作療法はどのぐらい続けるかというと、2年~3年程度が多いと思います(主治医の判断によります)。

そして気になる治療効果ですが、大まかに言うと「2割の人が完治、6割の人は症状が軽くなり、2割の人は効果なし」という感じです。

なかなか全員が完治というわけにはいきませんね。

ただ、スギ花粉症の症状がとんでもなく重く、症状が軽くなるだけでも充分だと思える患者さんもみえると思います。

花粉症の症状で苦労している方は、自分の症状がこれらの治療の適応となるか医師に相談してみるのも良いかもしれません。

なお、同様に喘息の減感作療法も存在します。ただし喘息の場合は花粉症のように原因が単純ではないことが多いので、比較的完治は難しいかもしれません。

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