ホクナリンテープ(ツロブテロールテープ)の正しい使い方:Q&A

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ホクナリンテープ(ツロブテロールテープ)とは

ホクナリンテープツロブテロールテープ)年齢を問わずよく使われる、胸や背中などに貼るタイプのお薬です。

先発品(元の特許のあるお薬)の名前がホクナリンテープですが、近年はジェネリック医薬品のツロブテロールテープ「●●」(●●はメーカーの屋号)という商品が使用されることも多くなっています。

以下、この記事内では「ホクナリンテープ」と記述します。

ホクナリンテープの主な作用は、気管支を広げて空気の通り道を広くしてやることです。専門的な分類では、「気管支拡張剤」と言います。

これにより、呼吸が楽になって咳が出にくくなったり、ゼーゼーしていたのが改善されたりします。

今回は、ホクナリンテープの正しい使い方についてご紹介します。

ホクナリンテープ(ツロブテロールテープ)のQ&A

ホクナリンテープはいつ貼るのが良い?

ホクナリンテープは、1日1回貼付し、そのまま貼りっぱなしにするお薬ですので、基本的にはお風呂から出た後に貼り、次の日のお風呂の時に貼り替えるのが基本です。処方によっては「夜」とか「寝る前」に貼る指示になっている場合がありますが、昼にお風呂に入る場合は、その後に貼っても問題ありません。

ホクナリンテープはどこに貼っても同じ効果がある?

上半身二の腕であれば、同等の吸収・作用が期待できます。

ただし、ズレやすい肩甲骨鎖骨の真上などは、剥がれたりするリスクがあるので避けた方が良いです。

また、患者が乳幼児の場合は、自分で触ったり剥がしたりしないように背中に貼るのがお勧めです。

ホクナリンテープが剥がれたら新しいものを貼って良い?

剥がれた時間帯と症状によります。

ホクナリンテープは24時間貼付する製剤ですが、常に一定の速度で薬が吸収されているわけではなく、実は、貼り始めの方が多く薬が吸収されます。そのため、半日程度貼付することができれば、効果の8割程度は期待できると言われています。

ですから、夜に貼って朝に剥がれていたとしても、ゼーゼーする症状などが酷くなければそのまま様子を見ても良いでしょう。

ただ、これはけっこうケースバイケースなので、主治医や調剤した薬剤師に確認しても良いかもしれません。

飲み薬より貼り薬の方が副作用は少ない?

そんなことはありません。

ホクナリンテープは飲み薬ではありませんが、飲み薬と同じように吸収されて全身を巡るように設計されたお薬です。

小児にもよく処方されますが、気管支拡張薬は小児に日常的に使う薬の中では比較的副作用の起こりやすいお薬です。

逆に、一般的な軟膏湿布は、塗った(貼った)場所での作用を期待している薬ですので、全身性の副作用のリスクは低めです。この辺りを混同されるケースは時々見受けられます。

咳が酷いときに貼っても良い?

予め、主治医からそのような指示・同意が得られていれば問題ありません。

ただ、「風邪で何種類か飲み薬を服用していてもなかなか治らないから、前にもらったテープも貼ってみよう」と考えるのはリスクがあります。

なぜなら、気管支拡張薬は貼り薬にも飲み薬にもあるので、すでに処方された薬の中にホクナリンテープと同じ効果の薬が含まれている可能性があるからです。

その場合は、効果はそれ以上出ずに副作用のリスクだけ上がることになってしまいますので危険です。

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