軟膏の正しい塗り方

「軟膏の塗り方を知っていますか?」と聞かれたら
「え?塗るだけでしょ?」と思われる方がほとんどでしょう。

ただ、一口に「塗るだけ」とは言っても、塗る量、タイミング等々、
知っているのと知らないのでは治療効果が変わってくる場合もあるのです。

今回は、そんな塗り薬についてご紹介します。

まず、どのぐらいの量の薬を塗れば良いか、です。

チューブの塗り薬の場合、大人の人差し指の指先から第一関節まで薬を乗せたら、
それが手のひら2枚分ぐらいの面積に伸ばして塗ると良いでしょう。

一般的な保湿剤やステロイドの塗り薬はだいたいそれで問題ありません。

また、ローションの塗り薬の場合は、手のひらに1円玉大ぐらいに出すと、
それも手のひら2枚分ぐらいの面積に塗り伸ばすことができます。

さらに、最近流行りの泡スプレータイプの場合は、1プッシュが
手のひら2枚分に相当するものが多いと思いますが、4枚分に相当する
ものもあるので、添付の説明書をチェックした方が良いかもしれません。

次に、塗るタイミングについて。

薬袋(お薬の入っている袋、「やくたい」と読みます)にきっちり
「1日2回」などと明記してあればそれに従うのみですが、
中には「1日2~3回」とか「1日1~数回」(数回って何回?!)
などと記載してある場合が困りますよね。

これは1つのデータなのですが、ある保湿剤をそれぞれ1日1回・2回・3回
塗るのを比較した場合、治療効果は差があるのか?というのを比較した
論文があります。
結果をものすごく大雑把に書くと、「1日3回が最も効果が高かったが、
1日2回でも大差ないレベルだった。それに比べると1日1回は効果が劣った」
というようなものでした。

ですので、アトピーなどで保湿剤を塗る場合、「少なくとも朝と夜には
塗る方が良い」と考えています。
さらに細かく言うなら、入浴後は早めに塗った方が良い、とも言えます。
昼は保育園や学校に行っていたらなかなか難しいですしね・・・

ステロイドの塗り薬も、もし「1日2~3回」というふうな指示に
なっているなら、これと同様の考え方でよいと思います。

ただし、慢性的にステロイドを使用する場合は、よく主治医と相談
しておくに越したことはありません。

ステロイドの強さの違いについては、別記事でご紹介しています。

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