プルゼニド(センノシド)の作用・副作用・特徴と市販薬

プルゼニド 便秘薬

プルゼニドは現在よく使用される便秘薬(下剤)のうちの1つです。

先発品の商品名が「プルゼニド」で、成分の名前が「センノシド」です。英語読みで
「センノサイド」と呼ばれることもあります。

センノシドは生薬由来の成分となっています。

今回はそんなプルゼニドについてご紹介します。

プルゼニドの成分

センナとセンノシド

上でも少し述べましたが、プルゼニドの成分はセンノシドと言います。

そのセンノシドをもう少し掘り下げると、「センナという植物から抽出したエキスに
含まれる物質のうちの1つがセンノシド」です。

センナ茶は便秘に効くというお話は聞いたことがある方もみえると思います。

そのセンナを医療用の薬として使用しているのがプルゼニドということになります。

ちなみに、プルゼニドの名前の由来は「純粋な(pure)センノシド(sennoside)」です。

プルゼニドの作用

大腸刺激性下剤とは

下剤には大別して「塩類下剤」と「大腸刺激性下剤」の2種類がありますが、プルゼニドは後者の「大腸刺激性下剤」に分類されます。

文字通り、大腸を刺激してやることで排便を促す便秘薬ということになります。

便秘にも原因はいくつかありますが、便秘の患者さんは小腸・大腸の動きが悪くなって
いることが多く、そういう場合にはプルゼニドのようなタイプの下剤がよく効くことが
あります。

安全性が比較的高く第一選択として用いられやすいお薬は酸化マグネシウムですが、
大腸刺激性下剤は、これだけでは効果の薄い場合に併用されることが多いです。

強力な作用

上で書いたように、低下した腸管の動きを回復させてやることで排便を促すお薬なので、強力な作用があります。

プルゼニドの副作用

消化器系の症状が起きやすい

あまり動いてなかった腸管をしっかり動かしてやるお薬ですので、どうしても腹痛や
悪心(気持ち悪い)・嘔吐などの副作用が起きやすくなります。また、当然ながら
効き過ぎたら下痢になります。

臨床試験の結果から副作用の頻度は10%程度と推測されていますが、そのほとんどを
占めるのが「腹痛」となっています。

ただこれも、動いていなかったお腹が急に動くようになったのだから当然と言えば当然で、その状態が続けば慣れることが多いです。

耐性・依存性

プルゼニドなどの大腸刺激性下剤を長期間継続することによる問題が耐性・依存性です。

耐性とは薬が効かなくなってくる状態で、依存性とは薬なしでは便が出せなくなってしまう状態です。

言うなれば、動きの悪い腸管にムチ打って無理やり動かし続けているような薬なので、
その状態をずっと続けると腸管が疲弊してしまうということです。

そのため、若い時期からこれらの大腸刺激性下剤を使用するなら、頓服にするとか
他の下剤とのローテーションにするなどの工夫が必要です。

プルゼニドの剤形

プルゼニドの剤形は錠剤のみとなっていますが、一部ジェネリックには粉薬(顆粒)も存在します。

プルゼニドの特徴

メリット

強力な作用

「作用」のところで述べたように、他のタイプの下剤にはない強い作用があるので、
久々の排便でスッキリすることが期待できます。

デメリット

耐性・依存性

若いうちにこういった状態に陥ってしまうとその後が非常に苦労するので、適正な
使用が望まれます。

アローゼン・ヨーデルとはどちらが効くのか?

プルゼニドの主成分はセンナエキスの一部のセンノシドであると上で述べました。

しかし、センナエキスそのものを薬として用いているものもあります。

アローゼンもしくはヨーデルというお薬です。

精製している分、プルゼニドの方が効くのではないか?とも思えますが、実際のところ
明らかにどちらが上ということはないようです。

プルゼニドの市販薬

プルゼニドの成分センノシドを使用した市販薬はいくつか発売されています。

メジャーなところでいうと、「コーラックハーブ」や「スルーラック」があります。
(無印の「コーラック」はセンノシドを含んでいません)

コーラックハーブは胃腸系の副作用軽減のため、別の生薬成分の甘草(かんぞう)を
配合しています。
スルーラックはセンノシドの配合量が少なめの代わりに別のビサコジルという下剤を
配合しています。

コスパは悪くはありませんが、上で述べた耐性の問題があるので、漫然と使い続ける
ことのないようにしましょう。

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