芍薬甘草湯の成分や効能・味・おすすめ市販薬

芍薬甘草湯 漢方薬

芍薬甘草湯とは

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、漢方薬の中でもかなり使用頻度の高い商品です。

葛根湯のように誰もが知っている漢方薬ではないと思いますが、厚生労働省が公表している資料によると、全漢方薬のうち、なんと処方量2位となっています。

高齢の方には「こむら返りに使うアレ」として認知度が高いかもしれません。

専門的に表現すると、「急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛、筋肉・関節痛、胃痛、腹痛」に用いられれます。

今回は、そんな芍薬甘草湯の構成生薬や効能、類薬との違いや味について解説すると共に、おすすめ市販薬メーカーもご紹介します。

芍薬甘草湯の成分

芍薬甘草湯に含まれる生薬は、なんと芍薬しゃくやく)と甘草かんぞう)の2つだけです。

芍薬と甘草が含まれる漢方薬なので芍薬甘草湯。・・・極めてシンプルですね。

ただ、たった2つしか成分がないとは言っても、多めの量が配合されています。

それぞれの生薬の由来や効能について簡単に記載します。

芍薬(しゃくやく)

美人の褒め言葉「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があるので使用部位は花かと思いきや、生薬としては根っこが使用されます。鎮痛作用や血圧調整作用などがあります。味は、わずかな甘味と苦みがあります。

甘草(かんぞう)

マメ科の植物のです。抗炎症作用や鎮咳去痰(咳を鎮め、痰を切る)作用があります。非常に使用しやすい生薬で、なんと全漢方薬の7割以上に配合されていると言われています。名前からして想像が付きますが、味は、ほどよい甘味があります。

芍薬甘草湯の効能

こむら返りなどの痛みに即効性

芍薬甘草湯の効能は非常に明快で、鎮痛作用や抗けいれん作用が高いのが特徴です。また、漢方薬としてはやや珍しく、即効性も高いため、痛みが起きてから服用しても効果があります。

さらに、例えば急激な運動後などで足が攣りそうと思った時に服用しておくことで、予防効果も期待できます。

高齢の方のこむら返り以外でも、若年の方の筋肉痛や成長痛の改善にも高い効果が期待できます。

他の薬は?

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

芍薬甘草湯の類薬と言えるか見解が分かれそうですが、疎経活血湯という漢方薬があります。この漢方薬も芍薬と甘草は少量ずつ含んでいます。

ただ、この漢方薬は急な痛みというよりはある程度慢性的な痛み(肩こりとか腰痛など)によい適応となる漢方薬です。

芍薬甘草湯の味と飲み方

苦みは強くない

芍薬には多少苦みはあるものの、甘草は甘味の強い生薬ですので、この漢方薬は甘味が勝っていると言えます。漢方薬は苦みのあるものが比較的多いですので、芍薬甘草湯はその中ではトップクラスに美味しい方と言えるでしょう。

漢方薬を飲みやすくするためのコツについては以下のページでご紹介しています。

芍薬甘草湯の市販薬

第一候補はツムラ

芍薬甘草湯の市販薬は様々な会社から発売されていますが、医療用の漢方のシェアは圧倒的にツムラが占めており、次いでクラシエ(旧カネボウ)という状況ですので、安心の面からこの2社の商品をお勧めします。

なお、錠剤タイプの漢方薬が良い場合は、一元というメーカーなどで発売されています。

ただ、錠剤の製品は1回服用量が3錠とか4錠など、服用する錠数が多いのにはご留意下さい(これは医療用の漢方薬も同様です)。

置き薬として有用

上でも述べてきたように、高齢の方のこむら返り以外にも、若年の方の筋肉痛や成長痛にも効果が期待できますので、激しい運動を行う部活に所属している方などは、少し家に置いておくと良いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました