小青竜湯の成分や効能・味・おすすめ市販薬

小青竜湯 漢方薬

小青竜湯とは

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、漢方薬の中でも比較的使用頻度の高い商品です。

何に使用するかというと、アレルギー性鼻炎や花粉症などです。

「アレルギーの薬は眠くなる」という人もいますので、そういう人に処方される傾向にあります。

今回は、そんな小青竜湯の構成生薬や効能、類薬との違いや味について解説すると共に、おすすめ市販薬メーカーもご紹介します。

小青竜湯の成分

小青竜湯に含まれる生薬は、半夏はんげ)・乾姜かんきょう)・甘草かんぞう)・桂皮けいひ)・五味子ごみし)・細辛さいしん)・芍薬しゃくやく)・麻黄まおう)の8つです。

それぞれの生薬の由来や効能について簡単に記載します。

半夏(はんげ)

サトイモ科のカラスビシャクという植物の根茎(土中にある茎)です。去痰作用や吐き気・嘔吐を抑える作用があり、比較的多くの漢方薬の構成生薬となっています。味は、イメージしづらいかもしれませんが「えぐ味」があります。

乾姜(かんきょう)

ショウガ根っこです。消化の促進・嘔吐の抑制などの作用があります。普通に料理や薬味として用いられているショウガとほぼ同じと思って差し支えありません。漢方学的には「辛味健胃薬」に分類されることもあります。

甘草(かんぞう)

マメ科の植物のです。抗炎症作用や鎮咳去痰(咳を鎮め、痰を切る)作用があります。非常に使用しやすい生薬で、なんと全漢方薬の7割以上に配合されていると言われています。名前からして想像が付きますが、味は、ほどよい甘味があります。

桂皮(けいひ)

クスノキ科の植物のです。シナモンと呼ぶ方が馴染みがあるかもしれません。解熱作用・抗アレルギー作用・血管拡張作用などがあります。

五味子(ごみし)

チョウセンゴミシという植物の果実です。「五味子」の名称の由来は、5つの味「甘」「酸」「辛」「苦」「鹹(ゲン。塩辛い)」があるからだと言われています。なお実際の生薬の味は、やや酸味と辛みが勝っています。咳を鎮め、呼吸を深くする作用や、滋養強壮作用などがあります。

細辛(さいしん)

サイシンという植物の根っこです。漢字から想像できるように、辛みがあり、薬味のサンショウのような味です。咳を鎮め、痛みを抑える作用や、利水(利尿)作用があります。

芍薬(しゃくやく)

美人の褒め言葉「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があるので使用部位は花かと思いきや、生薬としては根っこが使用されます。鎮痛作用や血圧調整作用などがあります。味は、わずかな甘味と苦みがあります。

麻黄(まおう)

マオウ科の植物のです。気管支拡張作用・交感神経興奮作用などがあり、喘息のような症状を改善します。交感神経興奮作用により、体の芯は暖まります。強めの作用があるので、何にでも使えるわけではありません。味は、やや苦みと渋みがあります。

小青竜湯の効能と抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)

アレルギー性鼻炎にぴったり

上記の8つの成分から、小青竜湯は「鼻水・鼻づまりの改善」「咳を抑え呼吸を楽にする」「過剰な炎症やアレルギー症状の改善」などの効果が期待できる配合剤であると言えます。

アレルギー性鼻炎や花粉症における辛い症状の1つとして、「鼻がグズグズしたままなので呼吸もしづらくイライラする」というようなものがあると思いますが、小青竜湯はこれらの症状にぴったりと言えます。

他の薬は?

抗ヒスタミン薬

現在、花粉症などのアレルギー疾患では、圧倒的に抗ヒスタミン薬と呼ばれる系統の薬が用いられることが多くなっています。抗ヒスタミン薬は非常に有効な薬ですが、人によっては眠気の副作用が出ることがあるため、そういう場合に小青竜湯が選ばれることが多いです。

抗ヒスタミン薬については、以下で詳しく解説しています。

小青竜湯の味と飲み方

苦みは強くない

上記の8つの成分には色々な味の生薬が含まれていますが、全体としては甘味・苦み・酸味が感じられる印象です。ただ、漢方薬は苦みのあるものが比較的多いですが、小青竜湯はその中ではかなりマシな方です。

漢方薬を飲みやすくするためのコツについては以下のページでご紹介しています。

小青竜湯の市販薬

小青竜湯の市販薬は様々な会社から発売されていますが、医療用の漢方のシェアは圧倒的にツムラが占めており、次いでクラシエ(旧カネボウ)という状況ですので、安心の面からこの2社の商品をお勧めします。

なお、クラシエは小青竜湯以外でも様々な錠剤タイプの漢方薬を発売していることもあり、粉薬が苦手な方にはイチオシのメーカーです。

ただ、錠剤の製品は1回服用量が3錠とか4錠など、服用する錠数が多いのにはご留意下さい(これは医療用の漢方薬も同様です)。

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